フェイキー
以前スノーボードのスタンスについて書いてみたので今回はフェイキーについて書いてみます。ちなみにこれもスタンスの事。
しつこいですな・・・
フェイキー → ようは、スイッチスタンスの事。
2000年ちょうどくらい?にスノーボードを自分のスタンスと逆スタンスで滑走する事を
(スイッチ)と、呼ぶようになった記憶があります。
それまでは(フェイキー)という呼び方でした。
昔、見るのが好きだったスノーボード大会のTV番組、TOYOTA BIG AIR・・・
年代がバレバレになりますが、 スイスのミッヒ・アルビンのフェイキー900°・・
今でいう キャブ900° という技ですが、フェイキーって響きが好きでした・・・
ああ、懐かしい・・・ふぇいきー・・・
ちなみにフェイキーは死語ではありません。まだ生きています!
さらに今でもフェイキーさんはバリバリの現役で頑張っておられます!!
ほとんどの方はあまり耳にする事は無いと思いますが、北京五輪で耳にするはず!!
その時は、ハーフパイプの競技中に訪れる・・・・
ハーフパイプでターンをする(レギュラーで滑り、パイプでエアー後、レギュラーで着地)事をエアーターンといいますが、実質空中で、180°回転しているとみなされます。
ハーフパイプで1回転しているように見えたら、技としては540°になります。
一回転(360°)+エアーターン(180°)で540°!!
そして、フェイキーさんの出番は・・・・ハーフパイプで何もしない事!!!
ふざけているようですが、大真面目です。
ハーフパイプで空中に飛び出し、エアーターンせずにそのままの姿勢で着地する技の事を (トゥ・フェイキー) といいます。
レギュラーで空中に飛び、そのままの姿勢で着地→スイッチスタンスになってしまいます。
この技、めちゃくちゃかっこ良いです☆彡まじで★
そして、地味に難易度が高い・・・・
トゥ・フェイキーは2種類ありまして、フロントサイドかバックサイドがあります。
おおざっぱに言うと後ろ向きか、前向きかの違いかな?
フロントサイド・トゥ・フェイキーはつま先エッジを使ったターンからの技なので見た目が後ろ向きに飛んでいるように見えます。→かっこいい✨
バックサイド・トゥ・フェイキーはかかとエッジを使ったターンからの技なので見た目が前向きに飛んでいるように見えます。→やはり、かっこいい✨
最近のスノーボードの技は回転数が多く、見た目が華やかですが、やたらと多く回すだけではなんかつまらないですよね・・・
個人的にはゆったりとした低回転スピンをしながら空中で個性的なスタイルを出すライダーさんがみたいです。
そしてもちろん、トゥ・フェイキーで、いろんなナルシストカッコつけを見てみたいですね!!
冬季五輪、毎年やってほしい・・・